相続のお手伝い➀
現在相続のお手伝いをさせて頂いております。被相続人はご依頼者のお父様であり、当初は相続人である被相続人の奥様が銀行の「相続手続きの代行サービス」を利用する予定でした。そこで奥様がお嬢様に相談したところ、お嬢様とお付き合いのある私にご連絡があり、銀行の「相続手続きの代行サービス」がかなり費用がするので何か良い方法はないかとご相談を受けたました。「相続手続きの代行サービス」には、専門家のの費用は含まれておらず、相続税が必要になる、不動産名義の書き換えが必要となる場合は別途、銀行の紹介する税理士や司法書士に報酬と登録免許税などの実費のお支払いが必要となり、「相続手続きの代行サービス」は実質、公的書類(亡くなられたお父様の出生から亡くなるまでの戸籍謄本や相続人の印鑑証明等)、被相続人の銀行口座の残高証明書等を銀行が代わりに取り寄せてくれるというサービスです。しかしこれらの作業は、相続人が金融機関に連絡をすれば電話一本で書類の請求ができるし、公的書類に関しても、役所に行けば必要なことは全てその窓口のものが教えてくれるので、果たしてそれだけ報酬を払う価値があるのかというのは常々疑問に思っておりました。今回お嬢様とお話しさせて頂き、私が同席の上で、お嬢様からお父様の取引があった金融機関に一斉に連絡をし、残高証明書を取り寄せる手続きを行いました。また公的書類に関しましては、後日お嬢様が自ら役所に出向き戸籍謄本、印鑑証明等を取り寄せるということにし、今回「相続手続き代行サービス」を利用せず自らで全ての手続きをすることになりました。実際相続人にとっては初めてのことなので、何から手を付けていいかわからない状況でしたが、私はFPとしてこのような場には何度も立ち会ってますので、やることをまず箇条書きし、一つ一つお嬢様と整理しながら進めていくことになりました。相続税の資産や不動産の評価額等はインターネットで検索、YouTubeで実際の専門家の動画を見る等すれば、個人の相続くらいは相続人自身で簡単にできるというのが私の持論です。もちろん不動産の名義の書き換え、税務の申告は独占業務ですので、最終的には専門家の方にお願いすることになりますが、公的書類を集めたりということは相続人本人で簡単にできることですし、簡単な相続税の試算や不動産の相続税評価額の試算くらいであればそのアドバイスはFPでもできます(報酬等は一切頂いておりません)。亡くなられたお父様にはご生前大変お世話になりましたので、協力できることは何でもしたいと思い、今回一緒にお手伝いさせて頂くことになりました。まだ手続きの最中ですので、随時このブログに更新していきたいと思います。
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